同棲を始めるときも解消するときも、物件探しや引っ越しには大きな労力がかかります。結婚と違い、同棲の場合は短期間で同居を解消する可能性があるため、不安を抱えるカップルは多いと思います。
そこでおすすめしたいのが、マンスリーマンションを利用した「お試し同棲」です。マンスリーマンションでしたら、たとえば東京都内で同棲をする場合、家賃15万円前後の値段からスタートできます。
この記事では同棲のスタートにマンスリーマンションがおすすめな理由から、注意点について解説するので、同棲を考えているカップルさんは参考にしてください。
同棲を考えたらマンスリーマンションがおすすめ
同棲のスタートは、結婚を視野に入れているケースが多いです。あまり考えたくありませんが、一緒に生活をすることで、相手の嫌な部分も見えることがあります。同棲の初期段階としては、お互いの私生活を理解するために、最初はマンスリーマンションを利用するのがおすすめです。
マンスリーマンションは家具や家電などの設備が備わっており、仮に同棲解消となってもスムーズに退去できます。1年未満の利用でしたら、賃貸よりもマンスリーマンションの方がコスパが良いので、お試し期間で同棲するならマンスリーマンションを利用しましょう。ただし住所変更できなかったり、友達を呼んで突発的に泊められなかったりなどの、不自由な点があります。
マンスリーマンションでの同棲はできるのか?
マンスリーマンションでの同棲は可能です。現在ではマンスリーマンションやウィークリーマンションで、カップル向けの同棲プランを用意している業者もあります。
ここでは、マンスリーマンションが同棲におすすめな点や部屋探しのポイントについて解説していきます。
家具家電付のマンスリーマンションは同棲に最適
マンスリーマンションには家具や家電、生活雑貨やインターネットなど、日常生活に必要なものが最初から備えられています。そのため、家具家電の購入料金や引っ越しの手間を抑えることができます。
退去もスムーズにできるので、たとえば「同棲を1年間続けて同棲継続or解消」となった場合、新しい新居に引っ越す場合も手間がかかりません。マンスリーマンションに最初から備えられている設備は、以下の通りです。
- 家具:椅子、デスク、ベット、ソファー、本棚、カーテン…etc
- 家電:冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、エアコン、テレビ…etc
- 生活雑貨:食器類、調理器具、バス用品…etc
- インターネット:Wi-Fi、固定回線
同棲する場合は2人以上入居可能なマンスリーマンションを探す
同棲する場合は、必ず2人以上の入居が可能なマンスリーマンションを探すようにしてください。物件によっては、1人しか入居できないマンションもあります。
そういった物件は、設備も基本的には単身者向けです。冷蔵庫や洗濯機が小さかったり、ベッドがシングルだったりするので注意してください。そのため、マンスリーマンションで同棲を始めるときは管理会社に相談をして、2人暮らしに最適な物件を選ぶようにしましょう。
マンスリーマンションで同棲する場合の注意点
マンスリーマンションはお試し感覚で同棲をスタートするには最適ですが、賃貸マンションと違っていくつか注意しなければいけないポイントがあります。
- 追加料金の発生
- 住所変更の不可能
- 来客の宿泊の事前許可
- 合鍵の確認
入居人数が2人以上の場合は追加料金が発生する
賃貸マンションの場合、ひとつの部屋に2人で生活しても、家賃に追加料金が発生することはありません。マンスリーマンションは2人以上で生活する場合、賃料に追加料金がかかります。追加料金のパターンは、主に以下の通りです。
- 表記の賃料に10%の料金が加算される
- 人数追加分で1日1,000円ほど追加される
- 水道光熱費が1日300円~500円ほど追加される
「1人でも2人でも月額の賃料は変わりません。」と謳っている物件は、賃料の代わりに水道光熱費が加算されることがあるので、入居前によく確認しましょう。
住所変更はできない場合がある
マンスリーマンションで1年未満の契約の場合は、住民票を移せなく住所の変更はできません。住民基本台帳法第22条では、「転入をした日から14日以内に市町村長に届け出をする必要がある」とされています。
しかし、マンスリーマンションは一時的な住まいとしての利用が基本なので、この法令の対象からは外れます。1年以上の長期契約になる場合ならば住所の変更は可能ですが、1年未満の場合は住民票の移動や住所変更は不可能です。
そのため保険証の住所変更ができず、郵便物に関しては転送サービスの手続きが必要です。住所変更に関しては、契約前に管理会社と相談をして対策しましょう。
宿泊を伴う来客は許可が必要
マンスリーマンションの場合、友人や家族であっても無断の宿泊は禁止されています。もしも宿泊が必要な場合は、管理会社の許可が必要です。知人を宿泊させる場合、「人数×日数」分の追加料金がかかります。
そのため無断で知人を宿泊させると、追加料金を誤魔化したとして、最悪の場合は強制退去させられる可能性があります。来客の宿泊の条件に関しては、事前申請や事後報告のケースも含めて、必ず管理会社に確認をしておきましょう。
合鍵は管理者への確認が必要
同棲となると合鍵を作製する必要がありますが、合鍵に関しては管理会社への相談が必要です。マンスリーマンションは短期滞在の利用が多く、人の入れ替わりが激しいので、防犯上の理由から合鍵の作製を禁止している業者もあります。
合鍵の作製ができないとなると、2人で1つの鍵を管理しなければいけないため、紛失しないように気を付けてください。鍵を紛失した場合、作製・交換費用で高額な料金を請求される可能性があります。
まとめ
同棲をスタートする場合は、マンスリーマンションで1年ほどお試し期間を設けましょう。1年経って同居生活を継続する場合は、賃貸マンションに引っ越したり、結婚して新しい生活をスタートするのがおすすめです。
仮に同棲解消という結果になっても、引っ越しの手間がかからないので、お互いスムーズに退去できます。
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